Q: 比較的新しく進出してくるジュエリー素材、
タングステン、サージカルステンレス、チタン。
ジュエリー素材として高級(高価?)なのはどれ?

金属の価格はどうやって決まりますか?それはスクラップされる金属の換金性ですか

ビットコインのように相場で取引でき、換金できるものと、原料を精製し、金属くずを再利用するのにコストのかかる金属と、金のように取引できる金属とは違うのです。
チタンもタングステンも原料は国内で産出がありません。原材料の鉱石が出し惜しみされたり買占められて高騰し、大量放出されて値崩れします。

チタン、タングステン、サージカルステンレスどれが高級ですか?

高級なのは、大量生産されない金属です。ゴールドのようにそのまま金のかたちで掘り出されるものと、精錬するのに莫大なコストのかかる金属と2通りあると思って良い(大雑把ではありますが)

結婚指輪の素材として最も高級な金属は何ですか?

金のグラムあたりの価格

金とプラチナ元素のグラム当たりの価格

 A: 

チタン、タングステン、サージカルステンレスは、ジュエリーとしてではなく材質としては見た場合の価値というのは、
プラチナ、金銀銅をはじめさまざまな金属に先物取引相場があります。*投機目的の貴金属のような先物取引相場の価格と市場に出回っている現物とは隔たりがあります。買い取りの換金価値の値段がつかない理由=精錬の方にコストがかかりすぎるからです。

金銀プラチナなど貴金属は、ジュエリー買い取り業者が街中にたくさんありますが、ステンレスの場合、金属スクラップ業者となります。

タングステン わかりやすく

タングステンのグラム当たりの価格

タングステンの物性や融点などwィキペディア(*W)で解説されていますが、わかりやすく言うと、他の金属より重くて硬い
これが際立った違いです。(*w)資料タングステンとは

さまざまな金属材料の単価 比較

*資料*各金属(レアメタル)の価格 図録:最も高価な金属は白金、最も低価格なのはジルコニウム。その理由は金属としての有用性。白金はジュエリーの価値よりも何より触媒など多用途の優れた有用性の高い金属であるのに対し、ジルコニウムは金属としての用途は原発の燃料棒のほかは有用性が認められておらず、酸化物であるジルコニアで利用されます。

日常でタングステンの指輪を着ける時の注意点

タングステンで注意が必要なのは、重さと硬さです。
プラチナも金も重い金属ですが、タングステンの幅広で肉厚のあるごついリングを手にはめて生活する上で、注意が必要なのは、手の反動でからだを傷つけたり家具を傷つけたりすることがあるという点。
生活の中で顔に手を当てるしぐさや、口に手をあてる動作などの際、笑ったり人に触れたりして重量のあるリングが歯に当たったり、けがをさせたりすることがありました。細身のリングだとこうはならないというような動作で、分厚く重いタングステンは強く、前歯に当たって歯が欠けるといった事故も起こります。金やプラチナでは幅1センチ、厚み2ミリといったごついリングはなかなかあるものではありませんがタングステンのメンズリングはポピュラーなデザインです。ゴールド、プラチナでごつい指環は50万円を超えるため、めったにないのですが、タングステンの幅1cmというのは多数販売されています。ごついリングを日常で着けると、触れただけで車のボディにも傷が入りますし、木製の家具の天板にもスクラッチが入ります。面取りされたシャープなデザインのタングステンほどそうした接触には気を使うことになります。


チタンなどを加工するとなりますと、ひとの手を加えるのが非常に困難な硬い素材なため、チタンもタングステンも気の遠くなるような加工賃がかかってきます。
たとえば切断するためにダイヤモンドを用いますし、超硬のカッターも大量に消耗しますので柔らかい金などの貴金属とはまったく事情が異なります。
溶接は空気に邪魔されてくっつかないため、ガスを充満させるチャンバー設備を必要とし、1600℃以上の高温炉も必要です。
チタンジュエリーの価格にはこれらのコストが含まれます。

貴金属など、低温でも空気中でも、初心者にも容易にロウ付けでき、やさしく布で手入れするだけで光る銀とは違い、チタンを磨くには熟練した職人による数十倍の工程と高度な工具を要します。

タングステンはチタンよりもさらに硬く、伸びが無い金属なため、鍛造は不可能ですので、手作業の加工はできません。大がかりな工具設備のもとで加工が可能になり、細密な造形にも不向きです。

余談ですが
タングステンと金の比重が同じため、金の延べ棒がタングステンとすり替えられた盗難事件がニュースで報じられました。
タングステンに金のコーティングをした金の延べ棒だそうです。ところが、本物のゴールドよりも、長方形の四隅の角度が偽ものは微妙に違うカーブのかたちをしていたので、見破られたそうです。
タングステンは加工が非常に困難なため、おおざっぱなかたちしか工具で加工できなかったため、本物のような造形にならなかったということです。


サージカルステンレスはチタン、タングステンに比べますとすでに製品として医療分野で多く製品化されていますが、ジュエリーとして手作りされるのではなく、量産されているという理由も難加工材だからです。

チタンもタングステンもサージカルステンレスも、これまで市場に出回っていなかったのは、加工できないほど硬いからというのが理由。
素材の精製から困難だったため、開発が先送りされ続けてきた背景があります。

チタン、ステンレス、タングステン、貴金属、どちらが高級というより、それほどひとの手を拒む材質をひとの手で一品加工したジュエリーというのは、なんと贅沢なものでしょうか。

タングステン
タングステンの用途として、日々の暮らしの中で馴染みがあるのは電球です。白熱灯の芯、フィラメントがタングステンでできています。

 

使い捨てではない、耐久性という価値

耐久性という価値はプラチナ、ゴールドに比べチタン、タングステン、ステンレスの方が強度面で優れています。そして、使用するほどに味が出る、愛着が増していくデザインをする上で、チタンの不動態は貴金属にはない優れた特性です。ステンレスも同様に不動態を生成します。
不動態によりユーザー一人ひとりの嗜好に応じてカスタマイズできる、発色や質感を好みの仕様で、使うほど味の出るデザインが可能なのがチタンです。

チタン元素のグラム当たりの価格

チタン元素のグラム当たりの価格

ジルコニウム元素のグラム当たりの価格

ジルコニウム元素のグラム当たりの価格
資料

高価な元素グラム当たりの価格ランキング

資料価値成長デザインのすすめ/日刊工業新聞

資料金属の磨耗に関する文献

価格の違いの理由は何ですか?

価格はどうやって決まっていますか?

Q :値段に幅があるけれど、どう違うのかわからないので教えてください。

A : 個々の指輪の価格の差は加工の工程にあります。ごくスタンダードなデザインが値段的にもベースになっています。もしお客様のご希望を叶える内容が複雑であればそれに応じて工程が増え、納期も長くなり価格も上がる仕組みです。ご希望が無理難題であるほど、高い技術が要求され、時間も何倍もかかることになります。