オーダーメイドの指輪の納期

オーダーでおひとりおひとりのご希望に合わせて、指のタイプによってサイズを測りデザインして制作加工するマリッジリングは約1か月から1か月半のお約束で受注するような運びです。そのほか、すでに出来ていた指輪を即納する場合、最終研磨と刻印入れで1週間でお渡しも可能です。もしも納期に制限がある場合は、注文時に必ず伝える必要があります。成約後、製作開始後や製作途中で納期を早めるようなことはしないようにしましょう。

オーダーメイドするときに気をつけたいこと


職人への希望伝達 コミュニケーション

納期を急がせるオーダーはメリットは何ですか?

納期を急がせるということは、工程をカットして短縮させることにつながらないでしょうか?家を建てるとき、通常の工期が半年なのに、半分で作るなら一生懸命稼働日を増やすだけで追いつくでしょうか?いつも以上に美しく出来るでしょうか?値切るのと同様に作り手を追い詰めてでも得られるメリットは何でしょう?
作り手が納期を表わすとき、十分な日程を組み、いつも以上に美しくを心がけます。そして時には台風で工程が進められない日もあります。暴風雨によって電車が止まったり工房に辿り着けないことも想定しながら納期を定めています。非常事態のようなことが起こったりしても納める日が延びないように計算して告げられる納期となっています。

込み入ったデザインでマニアックなアクセサリーを作りたいと思っても、うまく伝えられるか、ましてやネット上で、メールのやりとりだけでは不安と考える人も多いかと思いますが、そんなことはありません。
絵や写真で納得ゆくまでイメージを照合し、お電話するなどして細かい希望を伝えることは、相手が熟練している職人ならツボさえ押さえていれば大丈夫です。豊富なサンプルや作例を提示されれば、、それを参照するとスムーズにお話が進みます。

依頼者ひとりひとりの好みや違いがあるのは当たり前で、発注の目的や使用環境、デザインの好みを聞き分け、職人はそれに合わせた具体的な提案ができるもの。顔を見なければオーダーできないということはありません。

なるべく密なコミュニケーションを取り、オーダーをかたちに変えるには、イラストやスケッチ、手書きの説明を箇条書きにしたものなどもとても有効。以来する場合は作り手に希望する情報をなるべくたくさん渡すことで、より欲しいデザインに近づきます。その熱意があればあるほど良い作品になります。

対面してオーダーする場合でも、電話でのケースでも、制作の依頼内容を絵、デザイン画と説明、文章にして残す点は同じです。オリジナル性の高いオーダーもインターネットでオーダー出来るのです。

お電話とメールだけのやりとりで、一点ものをご注文いただく場合の注意点

まず、ご自分の希望、注文内容を明確に伝える
もし迷ってしまったら、迷う理由やアドバイスを作者にゆだねるなどして良く相談する。
まだ変更するかもしれない段階で、発注しない。
一度発注した内容を変更したいときは、一度前回の内容をはっきりと撤回したうえで変更しないと別の注文と受け取られかねません。
あまりにも変更に次ぐ変更を繰り返し連続送信しますと、受注側と発注側の信頼関係が壊れる可能性が出てきます。
未入金であっても、納期を半分に削ってスタートしてほしい場合、受注側は約束を信頼して業務を遂行しますので、発注者も自分の出した注文に対し責任を持つことを求められます。